【サンプル/「業者のブログ記事」】葬儀会場を探したい〜どんな風に探せばいいの?「家族が体調を崩して数年、もう年も年だけれど、葬儀のことを考えるのは気が重く、特に行動をしていなかった……」
こんなケースはそれほど珍しいものではありません。誰でも、大切な家族の「死」に向き合うのはつらいものです。
ただ、「ここしばらくの間に容態が急変した。ここ1か月の間に、いよいよ心と葬儀の準備が必要になってきた」という人もいるでしょう。
そこでここでは、インターネットを駆使して、「要望に合った葬儀会場」を挙げるための方法をお教えします。
<葬儀会場ってどんな施設なの?>まず、「葬儀会場とは何か」ということから考えましょう。
葬儀に関するマナーが地域によって違うように、単語の意味も地域によって違います。
たとえば、「斎場」という言葉は、一般的には「葬儀会場」の意味で使われていますが、一部の地域では「火葬場」と同じ意味で使われています。
このコラムでは、「斎場=葬儀会場を指し、告別式やお通夜を行う施設」、「火葬場=お骨にするための施設」という形でお話していきます。
葬儀会場には、さまざまな種類があります。
公営のもの、民間のもの、寺院(宗教施設)の3つがその代表例です。
公営の葬儀会場は、比較的使用料が安めである、という特徴があります。ただし、対象地域外の人がここで行おうとすると、断られたり割増料金が取られたりする可能性があります。
民間の葬儀会場は、比較的きれいで、設備が整っているものが多いのが特徴です。葬儀会社によっては、打ち合わせ〜宿泊〜お通夜や告別式まで、すべて1つの建物のなかで行える規模の会場を持っていることもあります。費用は公営のものに比べて高くなりがちですが、丁寧な対応を期待することができます。
寺院(宗教施設)で行う場合、檀家であるなら、便宜を図ってもらえる可能性が高くなります。また、昔から親しく付き合っていた寺院(宗教施設)であるならば、精神的にも心強いでしょう。
しかし寺院の場合、ほかの2つに比べて、「宗教・宗派」を問われるケースが多く、注意が必要です。
<葬儀会場のサービスとは>葬儀会場は、それぞれ特徴を持っています。これを「サービス」「施設の中身」という角度から見ていきましょう。主な違いは以下の通りです。
・宿泊の可否
・安置施設があるかどうか
・火葬場は併設か、併設ではないか
これは、葬儀のときの利便性を大きく左右するものですから、事前にチェックが必要です。
<要望にあった葬儀会場を探す方法>上記では、「葬儀会場はそれぞれ特徴を持っている」とお話しました。
そのため、葬儀会場を選ぶときは、まずはこの「施設のサービスの充実」で選ぶとよいでしょう。
しかしそれ以外にも、以下のような点を考慮してください。
・バリアフリーになっているか
・駐車場はあるのか
・駅からのアクセスはいいのか
・費用
特に交通の便は重要です。遠方からきてもらう人が多い場合は、駅からのアクセスが良いか、駐車場が完備されているかでなければなかなか厳しいでしょう。
また、親族のなかに、車いすの方などがおられる場合は、バリアフリーにも気を付けたいものです。このときの「バリアフリー」は、単純に、「車いす用のスロープがついている」ということだけを指すのではありません。宿泊するなら、「トイレはどうなっているのか」「お風呂はどうなっているのか」なども考える必要があります。
<まとめ>ここでは、「斎場=葬儀会場」という形でお話してきましたが、地域によっては、「斎場=火葬場」と考えるところもあります。
葬儀会場のサービスは、施設によって違います。宿泊施設がついているところもあれば、ご遺体が安置できるところ、それから火葬場と併設されているところなどもあります。
ただ、葬儀会場を選ぶ際は、それだけではなく、交通の便やバリアフリー、費用の観点からも、行きやすい場所を選ぶことが大切です。